見た目の改善だけが矯正治療ではありません
矯正歯科治療を受けようと考えている方の理由のほとんどは、「口元をより自然に美しくしたい」という希望を叶えるためではないでしょうか？ 歯並びや咬み合わせをきれいに整えるということは、「歯並びのコンプレックス」を解消することだけが目的ではありません。咀嚼をスムーズにする、発音をクリアにするなど、歯の本来の機能を回復することも大切な目的なのです。
歯並びや咬み合わせが与える影響
歯並びにコンプレックスがあると、人前で口を開けることに抵抗を感じ、会話や外食が億劫になることがあります。口元が気になってしまい、自然な笑顔になれない方もいるのではないでしょうか。歯並びや咬み合わせの乱れは見た目だけの問題ではありません。お口まわりだけでなく、全身の健康にも影響することがあります。
乱れた歯並びのリスク
- ブラッシングをしても汚れが落としにくい部分があると虫歯や歯周病にかかりやすくなります
- 食べ物を細かく咬み砕くことができないと、胃腸に負担をかけてしまうことがあります
- 歯や舌の位置が悪いと発音が不明瞭になりがちです
- 咬み合わせがずれ、バランスがくずれていると顔や体がゆがむことがあります
- 顎に過度の負担がかかるので、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります
目立たない矯正装置
矯正治療を受けるかどうかで迷っている方の気になる要素に、矯正装置が目立つことが挙げられます。「矯正治療」といわれて思い浮かべるのは金属の矯正装置（ブラケット）を歯面に装着してワイヤーを通す「メタルブラケット」だと思います。たしかに、金属なので白い歯列の中で目立ちます。しかし、今では目立ちにくい矯正装置の選択も可能ですのでご相談ください。
裏側矯正
歯に装着する矯正装置を歯の裏側につけて歯並びを整えるのが、「舌側矯正」とも呼ばれている「裏側矯正」です。ほかの人に気づかれることなく矯正治療ができます。どうしても目立ちたくない方、職業柄目立つ装置がつけられない方におすすめです。
インビザライン（マウスピース矯正）
歯に装着するブラケットやワイヤーを使用せず、取り外し可能なマウスピースを使って歯を矯正するのがインビザライン（マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置）です。透明な素材なので目立たないうえ、食事やブラッシングの際は取り外すこともできます。
矯正治療の流れ
Step
01
初診
患者様の歯並びについてのお悩みを伺い、問診・視診を行います。疑問や質問などがありましたら何でもご相談ください。これからの検査や治療についてもわかりやすくご説明します。
Step
02
検査
まず虫歯や歯周病の検査を行います。場合によってはこちらの治療が優先するからです。またレントゲン撮影や歯型の採取などを含めたさまざまな精密検査も行います。
Step
03
診断・検査結果の説明
検査結果に基づいて、お口の状態をわかりやすく患者様にご説明します。そしてご要望に沿った治療プランを立案します。治療方針やおおまかな治療期間や治療の流れ、治療費などについても詳しく丁寧にご説明しますので、わからないことがありましたら、遠慮なくおたずねください。患者様にご納得いただけましたら治療開始です。
Step
04
治療開始
治療プランに沿って治療を進めていきます。矯正装置の装着などを行い、定期的にご来院いただき、経過観察をいたします。通院は月に1回程度です。ご自宅ではブラッシングなどのセルフケアをしっかり行ってください。
Step
05
保定・予後観察・メインテナンス
歯が理想の位置に動きましたら、歯の位置の戻りを防ぐための保定期間に入ります。歯並びの安定が確認できるまで、取り外し可能な保定装置を毎日一定時間装着していただきます。お口の健康な状態を維持するため、定期的にメインテナンスにお越しください。
